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うつ病治療薬リタリン 効能取り下げへ
1   pootaroxgs   2007-09-21 12:38:39
「うつ病などの治療薬として承認されている向精神薬「リタリン」(塩酸メチルフェニデート)による薬物依存が多数発生しているとして、製造販売元のノバルティスファーマ社(東京都港区)は20日、うつ病についての効能効果を取り下げる方針を固めた。近く薬事法に基づき厚生労働省に取り下げ申請する。同省によると、不適切使用を理由に製薬会社が薬の効能を狭める申し出をするのは、極めて異例という。

 同社はこれに先立ち、精神科関連の学会などに打診、理解を求めた。同省は取り下げ申請を受けた後、諮問機関の薬事・食品衛生審議会にかけるなどして正式決定する。

 取り下げが認められれば、うつ病患者への処方は医療保険が適用されなくなる。その後も保険外診療での処方は医師の裁量で可能だが、効能を外すことで安易な処方を食い止める狙いがある。」
2   pootaroxgs   2007-11-01 12:09:03
「厚生OBに裏の顔 安易な処方、ネットで有名に

 依存性が高く、幻覚・妄想などの副作用がある向精神薬「リタリン」を安易に大量処方してきた医師に31日、捜査のメスが入った。医師法違反容疑で逮捕された京成江戸川クリニック(東京都江戸川区)院長、小倉暢夫容疑者(67)は「精神医療の改革」を目指して厚生省(当時)入りした経歴を持ちながら、インターネット上では「簡単にリタリンを出す」として有名だった。【精神医療取材班】

 「精神医療の現場がおかしい。厚生省に入り、患者のために法律を変えたい」。70年代後半、同省薬務局や公衆衛生局の課長補佐などを約4年務めた小倉容疑者は、周辺にこう語っていたという。北海道出身で、群馬大医学部を卒業後、山梨や神奈川の県立、国立病院に勤務。同省入りする前には、インドネシア・ジャカルタの日本大使館で、医師として3年間勤務していた。

 97年12月に同クリニックを開院し、1日に100人近い患者を診察していた。ある関係者は「仕事熱心で、患者のことを一生懸命に考える人だった」と振り返る。30年以上にわたり、診察を受けている患者もいた。

 だが、裏の顔があった。ネット上では、東京都などの立ち入り検査を受けた東京クリニック(東京都新宿区)と同じように、リタリンを大量処方する医師として紹介され、リタリンを求める患者が都内や関東周辺などから詰めかけていた。

 リタリンは適応症だとしても1日2〜3錠と定められていたが、ある掲示板には「1日に20錠処方された」「初診で(1日分として)9錠もらった」という書き込みも見られる。一方で、一部の患者から「診察内容をきちんと説明してくれない」「こんなにリタリンが処方されているが、大丈夫か」などという苦情や相談も寄せられ、江戸川保健所が過去4度にわたり改善指導していた。

 同保健所は9月21日の立ち入り検査後、小倉容疑者を医師法違反容疑で警視庁に告発。さらに今月10日、「管理者に適していない」として、小倉容疑者に管理者の変更命令を出していた。同クリニックは同日から休診し、31日に廃院届を同保健所に出した。

 毎日新聞は医師法違反容疑やリタリンの大量処方問題について小倉容疑者に逮捕前、取材を申し入れたが、応じなかった。

 ◇8月から休業状態

 京成線の高架に沿った住宅街にある京成江戸川クリニックには午前11時10分ごろ、捜査車両3台が到着し、スーツ姿の捜査員約10人が裏口の鍵を開け家宅捜索に入った。

 窓のカーテンはすべて閉められ、正面玄関のガラス扉には「しばらくの間休診いたします」と手書きの張り紙があった。開業時間の午前10時前後には数人の患者が訪れたが、張り紙を見て帰っていった。近所の女性(70)によると、8月中旬からほぼ休業状態で「20人くらいの患者が外で数時間待っていることもあった」という。」

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